数多くの税理士事務所の中から、小幡税理士事務所のホームページをご覧いただきましてありがとうございます。
突然ですが、みなさんはどういった基準で税理士を選ばれているでしょうか?
料金でしょうか、人柄でしょうか、安くてしっかり仕事をしてくれるコスパがいいところ(?)でしょうか。
私は2つの会計事務所と一般企業経理の経験を経て独立したのですが、主に法人の会計税務業務をメインとして仕事をしてきました。
その中で他の税理士が作った決算書や申告書を見る機会も多かったのですが、良い税理士が作った決算書、申告書には、良い会社が多いように感じました。
良い会社の決算書は、利益がきちんと計上され、潤沢に資金があって財務内容が他社に比べて優れていました。
そして申告書には優遇税制がもれなく適用されて納税者に有利になるよう申告書が作成されていました。
私は、税理士が作る決算書・申告書にはその税理士の仕事柄が出ると思っています。
決算書や申告書の内容は一般の方にはなかなか分かりづらいかと思います。
しかし、他と比較しづらい商品だからこそ、手を抜かず、決算書と申告書に自分の持っている知識を余す所なくぶつけて、お客様の税金が少しでも安くなるように信念をもって取り組むべきだと思います。
そのためには、常日頃からお客様の現状の資産負債のバランスを考え、今後の経営に対する考えを聞き取り、資金が手元に残るような提案や助言をしなければ、いい決算書や申告書は作れないと考えています。
決算書や申告書はどの税理士が作っても決して同じではありません。
なるべく安い料金でやってもらいたいと考えている方には申し訳ございませんがお力にはなれません。
私は良い決算書や申告書を作るということを通じて、お客様に財務内容に優れた強い会社になってほしい。そしてそれを実現できるようなご提案をしたいと考えております。
また、私はクラウド会計などのITを活用して経理の効率化も推進しています。
なぜクラウド会計やITを活用するべきなのか。
それは、クラウド会計などのITをうまく利用することで経理にかかる手間を減らすことができつつ、お客様自身の力で経理を実践して、リアルタイムで損益状況を把握できるようになるからです。
私が初めて会計事務所に入所したのは、2007年で、まだクラウド会計は無く、基本的に自計化(自分で仕訳を入力して財務諸表を作成する)ができているお客様は経理がいる会社か、簿記の知識がある方しかいませんでした。
経理がいない会社や、簿記が分からないフリーランスの方は、会計事務所が入力作業を代行し、試算表を作ってから正確な損益状況を把握する、といった具合だったのでどうしても自社の状況を知るまで翌月末から翌々月までかかっていました。
翌月末又は翌々月になって今月の損益状況を知り、それから経営の意思決定していては、変化の激しい経済環境で生き残ることは困難です。
特に創業したてのお客様の場合には、経理業務が慣れていないこともあり、創業したてから不利な状況に立たされていることを会計事務所の時に実感し、なんとかできないものかと考えていました。
そこで、クラウド会計です。
クラウド会計は預金口座しているので、簿記の知識がないお客様の方でも簡単かつ少ない手間で、自計化することができます。
そして、自計化はリアルタイムでの自社状況の把握につながるものです。
私は、このクラウド会計を通じ、お客様自らが経理を実践することで、数字に関心をもってもらえるような手助けをしたいと考えています。
税理士の中には領収書を全部いただいて、税理士のほうで決算書・申告書まで作成します、という方もいらっしゃいます。そして、その需要が多いことも理解しています。
しかし、それでは数字のもつ意味をお客様自身は考えることにはならないと、思っています。
例えば自動車保険は、保険料でも車両費でも正しい処理ですが、車全体にかかっている費用を管理したいのなら車両費で計上すべきですし、事業全体の中でどのくらい保険料として支払っている費用があるのかを管理したいのなら、保険料で計上すべきです。
この管理の仕方はお客様の考え次第であり、税理士が決めることではありません。
ゆえに私はお客様自身が経理を実践すべきと考えています。もちろん私自身も税理士事業の収支・プライベートの収支共に経理を実践しています。
とは言っても慣れていない方にとっては何をどうすればよいのか迷われるかと思いますので、マンツーマンで仕訳入力の仕方から、数字の見方、分析の仕方まで、しっかりサポートさせていただきます。
お客様自身で仕訳を入力できるようになるまでの移行期間は、こちらで入力を代行させていただくことも可能です。
お客様自身が数字を管理し、その意味を考えていただき、今現状はどうなっているのか、そして、次の一手を打つためにはどうすればいいのか、過去の数字を取りまとめるだけではなく、未来の数字をいかにして作っていくのか、それをサポートをすることが私の事務所の考え方です。
税の専門家として毎年変わる税法の知識の更新を図ることや、それに伴う節税を図ること、またITを活用して経理の合理化を追求することはいずれも当然のことながら、まずは経営者のお話しをじっくり伺い、何でも話し合える関係を築けるようにするという一番基本的な部分を大切にしていきたいと思います。
小幡税理士事務所は事務所の規模の拡大を考えておりません。
従業員を雇ってお客様を増やして事務所の規模を大きくする、一般的な会社はそれが当たり前だと思います。
しかし、士業にもそれが当てはまるでしょうか。
ほかの税理士から変更されてくるお客様の声を傾聴すると、顧問契約をしているのに、全然対応してくれない、所長に会えないという声をよく聞きます。
私は税理士自身がお客様と相対でご対応するのが、一番お客様のためになるはずと考えております。
そういう考えなので、規模の拡大を目指さず、私自身がお客様と対応するということを大事に考えております。